ご報告
遅ればせながら、2024年1月28日(日)香川県教育会館ミューズホールの会議室をお借りして、エスポワール教育アカデミー 1Day講座 を開催いたしました。
開催決定が新年を明けてからとなり、開催告知期間がおよそ2週間程度というなかでありながら、認定講師含め9名が集まり講座を開催することができました。
宮脇講師と北川講師は、集合形式の講座にて登壇した経験がありましたが、鉢峯講師・河野講師・今井講師は、このような講座で前に立つ事自体がほぼ経験がない状態でありました。しかしながら、各々の時間枠・フィールド内で等身大の姿で、これまでの学びから得られた気づきを共有したりすることができました。
開催の趣旨
今回の講座は主に2点の趣旨に基づいて開催しました。
- 幸福感のある生き方は脳科学や心理学によって解明されたメカニズムに沿うことで可能であることを啓発する
- 上記のメカニズムを体験する
- 認定講師が講師登壇の第一歩を踏む
啓発内容について
我々大人世代が自己肯定感を高めることが、日本の未来を大きく左右するということをお伝えさせていただきました。
本団体は現在、中心メンバーが揃っている香川県を主な活動拠点としています。
この香川県に住む中学生の自己肯定感は「全国最下位」だったという過去の調査結果があります。文部科学省が2017年に実施した全国学力テストの中で行われた生活習慣全般のアンケートの集計結果によると、「自分には、よいところがある」という質問に「当てはまる」「どちらかと言えば、当てはまる」と回答した割合が65.6%であり、大阪府と同率で全国最下位でした(自己肯定感全国偏差値は30.11)。
この結果に至った要因は複数あると考えられますが、今回の講座では、中学生が自身を肯定できない環境を我々大人世代が作っているのではないか、という問いかけをさせていただきました。
参加者からは「親世代がそもそも、自己肯定感を上げたり保ったりする方法を知らないのではないか」という意見が出てきました。自分自身が自己肯定感が上がる教育をされた経験がないため、子育てをする際に再現することができないのです。歴々と紡がれている教育や、子どもとの何気ない接し方一つ一つが「自己肯定感を引き下げる教育」になっているにも関わらず、その事自体を問われることがなかったがために放置されてきてしまったのではないかという意見です。
私たちが、他者から教わることで、知ることができます。知らないことを、独りでに知ることはありません。親から、周囲の大人にかけられた言葉、されたこと、仕草、これらを見て聞いて学びます。そして自分が大人になったときに、それを子どもに伝えていくのです。この事自体は誤りではありませんが、その内容が不適切であったとしても、それに気づくことがなく「あたりまえだ」としていたら、不適切なまま継承されてしまうということになります。
近年の脳科学・心理学によって、どのようなコミュニケーションや考え方が、自信の自己肯定感を下げてしまうのか、逆に引き上げることができるのかを、科学的に証明できるようになってきました。
メカニズム体験パートでは、これをわかりやすいゲームに置き換えてご体験いただきました。
この記事は後日加筆されます
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